省電力メモ

スリープ中のモジュール停止について

　sd_app_evt_wait()でスリープ状態になっても、約1.4mA程度の平均電流が常時流れてしまう。Beaconのようなスリープ時にUARTを受信する必要がない場合は、UARTモジュールの電力を０になるように、次の１行をmain関数に加える。 NRF_UART0->POWER = 0; ただし、宣言するとUARTが停止するので、TeraTermなどのターミナルからログが出なくなりますので注意が必要です。

※開発ボードを使えば接続しているUSBケーブル１本のみでUARTが出力できます。

内部発振と外部発振

nRF51822には、32kHz（LFCLK）と16MHz(HFCLK)の発振回路が内臓されている。スリープ時には遅い32KHzが使われ省電力になる。内部の発振回路(RC)は、コンデンサと抵抗で構成され、温度に影響されやすく精度が落ちる。モジュール品は、16MHzor32MHzの外部発振子が装備され、オプションとして32kHzの発振子が設ける事ができる。外部発振子はどちらも精度が高い。それゆえ、部品点数が増えコストは高くなる。

内部発振使用（RC）の場合は、いずれも精度は250ppmとなる。キャリブレーションが行われ外部発振と比べて消費電力がわずかに高くなる。また、温度によるドリフト対策（ズレ)されたものが選べる。温度変化があると補正が行われる。一方、外部発振(XTAL)を使用する場合は、実装されている水晶発振子のデータシートを元に選択する。精度が最大で20ppmとなりますが、非常に精度が高くなりわずかにRCと比べ省電力となる。また、水晶発振子16MHzのみでの実行でき部品が節約できるが（水晶発振子32KHzをカット）非常に消費電力が高くなる（約２から３倍）。

よって1.4.10SoftDevice,1.4.11iBeaconのコードをボードによって適切な設定をしなくてはいけない。

SOFTDEVICE_HANDLER_INIT(NRF_CLOCK_LFCLKSRC_RC_250_PPM_8000MS_CALIBRATION, NULL);